将来の為の資金を積み立てていくための制度として、個人型確定拠出年金:iDeCo(イデコ)は最強です。
その理由とりして
- 掛け金が全額所得控除される
- 運用によってでた利益は非課税
- 将来、お金を受け取るときも税制優遇措置がある
これらは非常に大きなメリットです。
ただし、1つ注意しておかないといけないデメリットがあります。
- 60歳まで引き出せない
ここはしっかり考えておかないといけません。
お金があったら使っちゃって貯金できない!って人にはメリットにもなりますが。
あとデメリットとして、本やネットでよく書かれてるのは
- 元本割れの可能性がある
- 手数料がかかる
このへんはデメリットというか、投資では当たり前の話です。
ただ、絶対元本割れが嫌だったら元本確保型の定期預金を選べば解決します。
手数料は最低でも年2,000円ほどかかるけど、これは節税分で余裕で払えます。
ということで注意しないといけないのは【60歳まで引き出せない】こと!
では、具体的に何を注意したほうがいいのか?
ライフプランを考えてないと詰む
ちょっと大げさに書きましたけど、人生には大きな支出がかさなるポイントがあります。
その時にすぐに使えるお金がないとえらいこっちゃです。
例えば、よく老後破産などで出て来る気を付けないといけない支出は
- マイホームのローン
- 子どもの教育費
この2つが重なるとなかなかキツい。
家の購入は人生で一番大きな支出になることが多く、ほとんどの人はローンを組むと思います。
あたりまえですが35年ローンを組めば35年間きっちり払わないといけません。
35歳で家を買えば払い終わるのは70歳・・・
子どもの教育費はすべて公立でも1人1,000万円ほどはかかると言われてます。
もし高校、大学は私立に行きたいと言われたら?少なくとも+500万くらいはないと厳しいです。
家のローンを払いながら、子どもが2~3人いたら?
子どもが進学するタイミングや、その時のための貯金はしっかりしておかないといけません。
それを考えずにiDeCoにお金を積み立てていっていると、、、
お金が必要!iDeCoにはお金あるのに・・・
引き出せない!!!
ということになります。
iDeCoは5,000円から1,000円単位で金額を設定できます。
掛け金がこのままだとキツイなーと思ったら年1回変更できるし、最悪掛金の拠出を停止することもできます。
10年後、20年後先のことなんか正確に知ることはもちろんできないので、ライフプランをしっかり考えつつその時に応じて対処していきましょう。
60歳まで引き出せないのが怖いな・・・
という方には節税効果はないですけど、運用益が非課税のNISAやジュニアNISAもオススメです。
もしものときに使えるお金(貯金)がないと詰む
おー!なにこれiDeCoってめっちゃお得やん!!
これはちょっと無理しても限度額いっぱいまで掛けないと損!
ってな感じでiDeCoのメリットだけを見て何も考えないで入るのは危険です。
僕はそんな感じでした(笑)
人生にはいろんなことが起こります。
良いこともあれば悪いこともある。
それによって思わぬ出費が必要なときがあります。
友達の結婚が続いたり、いきなり家電が壊れたり。
最悪突然の事故や病気などで多額の治療費や入院で働けなくなったり・・・
そんなもしものときにすぐに使えるお金(貯金)がないと詰みます。
なのでiDeCoをはじめる前に目安として、
給料の3ヶ月分
これくらいは貯金があったほうがいい。
給料の3ヶ月分の貯金があれば、ある程度のことは対処できるはずです。
病気で入院とかになっても、健康保険で医療費はどれだけ高くても月9万円ほどまでになります。(※収入によって金額は変わる)
病気や怪我でしばらく働けなくなっても「傷病手当金」である程度はカバーできます。(※国民健康保険は傷病手当金がない・・・)
病気や怪我に対しては、こういった制度があるのでしっかり活用すれば大抵のことは大丈夫でしょう。
もしものときに使える貯金がない場合は、まずは給料3ヶ月分を目標にお金を貯めてみましょう。
まとめ
iDeCoは【60歳まで引き出せない】
これをしっかり理解して
- ライフプランを考えた掛金設定
- そもそも入る前にある程度の貯金を作る
ということをやっていきましょう。
ちなみに貯金に関してですが、給料3ヶ月分の貯金は理想です。
でも節税の効果なども考えると、できるだけ早くiDeCoを初めたい方も多いと思います。
そんな人にはまずは1ヶ月分の給料を貯金して、貯金を増やしつつ少額から(iDeCoは5,000円からはじめれます)スタートしていってもいいと思います。
僕はそうしました!
貯金が全くゼロからはさすがにリスク高いですし、そんな人はまず今の生活を見直すところからはじめましょう。