2018年5月1日施行された「確定拠出年金法等の改正」で運用商品の上限数が35以下にすることに決まったようです。
今までは運用商品提供数の上限はなく、SBI証券では67の運用商品がありました。
2023年までに35以下になるように減らしていくようです。
SBI証券で除外されるよていの運用商品の案内が届きました。
除外対象の運用商品を見てみましょう。
SBI証券 iDeCo除外対象運用商品(予定)
分類 | ファンド名 | 信託報酬 |
国内株式 | 日経225ノーロードオープン | 0.864% |
朝日ライフ日経平均ファンド | 0.54% | |
ニッセイ日経225インデックスファンド | 0.27% | |
MHAM TOPIXオープン | 0.702% | |
DCグッドカンパニー | 1.5336% | |
三井住友・バリュー株式年金ファンド | 1.404% | |
国際株式 | インデックスファンド海外株式ヘッジあり | 0.3024% |
ハーベストアジアフロンティア株式ファンド | 2.0972% 程度 | |
シュローダーBRICs株式ファンド | 2.0304% |
国内債券 | 野村日本債権ファンド | 0.594% 以内 |
国際債券 | EXE-i 先進国債権ファンド | 0.4124% 程度 |
三井住友・DC外国債券インデックスファンド | 0.2268% | |
インデックスファンド海外債権ヘッジあり | 0.2808% | |
グローバル・ソブリン・オープン | 1.35% | |
SBI-PIMCO ジャパン・ベターインカム・ファンド | 0.572% 程度 | |
国内REIT | DCニッセイ J-REIT インデックスファンド | 0.594% |
MHAM J-REIT アクティブファンド | 1.08% | |
国際REIT | 野村世界REITインデックスファンド | 0.5724% 以内 |
EXE-i グローバルREITファンド | 0.3464% 程度 |
バランス | DCニッセイ/パトナム・グローバルバランス | 1.188% |
eMAXIS 最適化バランス(マイストライカー) | 0.54% 以内 | |
eMAXIS 最適化バランス(マイミッドフィルダー) | 0.54% 以内 | |
eMAXIS 最適化バランス(マイフォワード) | 0.54% 以内 | |
eMAXIS 最適化バランス(マイディフェンダー) | 0.54% 以内 | |
eMAXIS 最適化バランス(マイゴールキーパー) | 0.54% 以内 | |
コモディティ | ダイワ/”RICE”コモディティ・ファンド | 1.9049% 程度 |
定期預金 | スルガ確定拠出年金スーパー定期 | なし |
年金保険 | スミセイの積立年金 | なし |
第一のつみたて年金 | なし |
となっております。
除外対象になった商品は全体的に信託報酬が高く、同じようなベンチマークで信託報酬が低い商品を残してる感じですね。
これらの運用商品を除外するには買っている人たちの3分の2以上の同意が必要になります。
同意に関する案内は該当する人に郵送で届くようですが、3週間以内に意思表示をしないと同意したとみなされるようです。
まあパッと見た感じですが、あえて残したいと思う商品はない気がしますが・・・
除外が決定すると2018年4月30日時点の購入したいた分はそのまま保有し運用を続けることができますが、2018年5月1日以降に購入した分は現金化されてしまいます。
また、除外が決定した商品は新規に買うこともできなくなります。
除外対象商品は早めにスイッチングしましょう
それほど優れた商品はないと思うので、除外対象の運用商品を買っているかたは早めにスイッチングするのをおすすめします。
せっかく運用益が非課税なのに今現金化するのはもったいないですからね。
分類別にスイッチングにオススメの商品を紹介します。
国内株式
・三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド 信託報酬0.1728%
ベンチマークはTOPIXです。
ベンチマークが日経平均がいいなら
・ニッセイ日経225インデックスファンドA 信託報酬0.18252% 以内
個人的には日経平均よりもTOPIXのほうが分散した投資ができるし、コストも低いのでオススメです。
国際株式
・DCニッセイ外国株式インデックス 信託報酬0.20412%
ベンチマークはMSCI コクサイ インデックス
日本を除く先進国の株式に投資します。信託報酬も低くてオススメ。
・大和-iFree NYダウ・インデックス 信託報酬0.243%
ベンチマークはダウ工業株30種平均株価(NYダウ)
米国の株式に投資したいならこれですね。
・SBI-EXE-i新興国株式ファンド 信託報酬0.3794%程度
新興国の株式に投資したいならこれです。
国内債券
・三菱UFJ 国内債券インデックスファンド 信託報酬0.1296%
除外予定の野村日本債権ファンドは同じベンチマークで信託報酬は0.594% 以内と割高です。
国内債券は元々2つしかなく、これ1択になります。
国際債券
・野村外国債券インデックスファンド 信託報酬0.2268%
ベンチマークはFTSE世界国債インデックス
先進国債権に投資します。
・三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド 信託報酬0.5616%
これは新興国債券への投資です。
国際債券の商品はこの2つになりました。
国内REIT
・DCニッセイJ-REITインデックスファンドA 信託報酬0.27%以内
ベンチマークは東証REIT指数
国内REITはこれ1択になりました。
国際REIT
・三井住友・DC外国リートインデックスファンド 信託報酬0.3024%以内
ベンチマークはS&P先進国REIT指数
日本を除く先進国の不動産投資信託証券に投資します。
国際REITもこれ1択になりました。
バランス
・大和-iFree 8資産バランス 信託報酬0.2376%
これは日本、先進国、新興国の株式・債券と、国内外のREITの8資産に均等分散投資をします。
信託報酬も低いので、バランスよく分散投資したい方は入れてもいいと思います。
・日興-DCインデックスバランス(株式20~80) 信託報酬0.1836%~0.216%
国内株式、海外株式、国内債券、海外債券の4つの資産に分散投資するファンドです。
株式の組入比率が20、40、60、80とあり。残りは債権などになります。
株式の比率が多いほどリスクは高くなりますが、リターンも期待できます。
信託報酬も低く、取れるリスクに合わせて簡単に分散投資できます。
コモディティ
・三菱UFJ国際-三菱UFJ 純金ファンド 信託報酬0.972%程度
コモディティではこれ1択になります。
国内の金価格の値動きに連動する投資信託です。
株や債券とは違う動きをするので分散投資として組み入れるのはありだと思います。
元本確保型
・あおぞらDC定期(1年) 適用利率0.02%
元本確保型はこれ1択で定期預金のみになりました。
年金保険はなくなりましたね。
除外対象の運用商品を買っていて、同じ分類でのスイッチングなら上記の商品が良いと思います。
iDeCoのオススメのポートフォリオは?
せっかくスイッチングするならポートフォリオを見直すいい機会かもしれないですね。
iDeCoは長期保有が前提として考えると、株式100%が断然オススメです。
株式だけだとリスクが高すぎると思うかもしれないですが、20年とか30年と積み立てていくのでリスクは下がります。
逆に債権やまして定期預金なんかだと、制度的にも効率的だとは言えません。もったいない。
ちなみに僕のポートフォリオはiDeCoとつみたてNISAを合わせて
- 先進国ファンド(米国中心) 約60%
- 国内株式インデックス 約20%
- 新興国ファンド 約20%
大体ですがこんな感じです。