
投資と投機の違いは何でしょうか?
これはわかってるようで、意外と間違った認識をしてることがあります。
間違った認識のままだと思わぬリスクを取ってしまい、想定外の損失を出してしまう可能性が高まってしまいます。
このサイトでは余裕ある人生を目指すために、資産を増やすのを目的としていろいろな財テクなどを紹介しています。
そのなかでも重要なこの公式
総資産=収入-支出+(資産×運用利回り)
総資産を増やす(お金持ちになる)ためには
- 収入を増やす
- 支出を減らす
- 資産を運用する
この3つの方法しかありません。
今回は資産を運用するという部分にもう少し踏み込んで、投資と投機の違いについて書いていきます。
自分が思ってる以上のリスクを取って資産を減らしてしまわないように、再確認してみてください。
投資と投機の違い
まず投資とは文字通り「資本に投じる」ということで、利益を得る目的で事業などに資金を出すこと。
例えば企業の株を購入するということは、投資家が企業に出資して株主になります。
その資金で企業は事業を興し、出た利益を株主に還元します。
また会社の業績が上がり株価も上がれば、投資家は売却益で利益を得ることもできます。
逆に株価が下がればもちろん損をすることもあります。
投機とは「機会に投じる」ということで、市価の変動を予想してその差益を得るために行う売買取引。
ある商品で「上がると思う人」と「下がると思う人」は、共に同じ大きさのリスクを逆方向に取っており、両者の損益の合計はゼロになります。
つまり誰かが勝つということは誰かが負けているということ(ゼロサムゲーム)が基本になります。
そして一般的な使い方として、長期的にリターンを期待した資金をビジネス(事業)に投じる行為が「投資」
短期売買で利益(利ざや)を得ようとする行為が「投機」といわれます。
そう考えると例えば同じ株式の売買でも、企業の利益の配当や成長を期待し長期的に保有するのは「投資」で、価格の動きを予想して売買益を狙うなら「投機」となります。
つまり同じ商品であっても運用の仕方によって「投資」にも「投機」にもなるということです。
投機=ギャンブルなのか
これもよく言われることですね。
解釈のしかたによっていろんな考え方はあると思いますが、私は別と考えます。
ギャンブルとは「一か八かの勝負」で運まかせ。安定して勝つことは難しいものです。
株やFXなどでいうと、投資戦略もなく一攫千金を狙ったトレードなどは投機ではなくギャンブルでしょう。
短期的な株やFXなどでも投資戦略を持ち安定的に勝っている投資家はたくさんいてます。
ただし、短期的なトレードで安定して勝てるのは簡単ではありません。
本屋で売られている投資本や、情報商材の謳い文句として「簡単副業で月〇〇万~」「1日たった10分だけで~」「確実に勝てる~」なんてのがありますが、そんなんで勝ててたら誰も苦労してません!
もちろん目を引くためのキャッチコピーなのは分かりますが。
簡単ではないだけに「投機=ギャンブル」と言われるのもわかりますが、やるなら運まかせのギャンブルではなく安定して勝てる投機を目指したいですね。
それは投資?投機?それともギャンブル?
結局同じ商品でも、考え方や運用の仕方によって「投資」にも「投機」にも「ギャンブル」にもなるということです。
自分では投資と思ってるのに投機になってたり、投機のつもりがギャンブルになってたり。。。
たまには上手くいくときもあるでしょうが、こういうブレブレのトレードをしていると必ずと言っていいほどトータルでの損失は増えていくでしょう。
よくある例として
- 長期的な投資のつもりで買った商品が急激に値下がりして、焦って売ってしまう。(投資が投機に)
- 短期的な値上がりを狙って買った商品が値下がりして、売るに売れずに塩漬けに。(投機が投資に)
- 投機で負けが続き、取り返すために大きなレバレッジで勝負。(投機がギャンブルに)
今やっているのは投資なのか投機なのか。ギャンブルになっていないか?
そのトレードの当初の目的や根拠はなんだったのか?
感情的にではなく冷静に、客観的に見直すことはとても重要です。