投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)比較サイトを運営していた「クラウドポート」から新しいサービスFunds(ファンズ)が2019年1月よりスタートしました。
予定利回り1.5~6%(年率・税引前)という金融商品が、1円から投資できるというこのサービス。
これまでやりにくかった分散投資も簡単にできます。これから投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)をはじめるのにピッタリのサービスと言えるでしょう。
今回はこのFunds(ファンズ)について詳しく紹介してみたいと思います。
Funds(ファンズ)とは
予定利回り1.5~6%(年率・税引前)の貸付ファンドを扱うオンラインマーケットです。
貸付ファンドとは、ファンドが投資家から集めたお金を貸付けて、その貸付事業で出た利益を投資家に分配するというものです。
いわゆる投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)ですね。
Funds(ファンズ)が今までの投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)と違う点は、自らファンドを組成することはなく、Funds(ファンズ)の基準を満たした企業がFunds(ファンズ)上でファンドを組成する仕組みです。
つまり投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)のプラットフォームという感じですね。
これによって今までのように分散投資の為に口座をいくつも作らなくても、Funds(ファンズ)の1つの口座で分散投資が簡単にできるようになります。
Funds(ファンズ)のリスクは?
貸付ファンドは、利回りと運用期間が予定された金融商品です。もちろんリスクはあります。
一番のリスクは予定された利払いがない、または、元本が返済されないというリスクです。
利回りは1.5%~6%(年率、税引前)で、ハイリスク・ハイリターンの株やFX、ローリスク・ローリターンの預金や国債の間のミドルリスク・ミドルリターンと言われています。
少し前のデータですが、2015~2017年の3年間でソーシャルレンディングはデフォルト(貸し倒れ)率は1.47%だそうです。
※このデータはクラウドポートより引用させていただきました。
確率的には小さい数字ですが、デフォルトはあります。
とはいえデフォルトしたから絶対損するというわけではありません。少し損失は出てもトータルではプラスもあります。
このあたりのリスクは分散投資をしっかりしていれば問題のない水準だと思います。
あともう一つ、万が一Funds(ファンズ)運営会社のクラウドポートが倒産してしまった場合。
Funds(ファンズ)に預けているデポジット口座の資金については回収不能になる可能性がありますが、ファンドへの投資が完了している資金については影響を受けません。
このあたりが今までの運営会社とは違ってFunds(ファンズ)の優れているところですね。
Funds(ファンズ)の注意点
Funds(ファンズ)での投資をはじめる前に注意点も確認しておいてください。
元本割れの可能性がある
上でも書きましたが、元本は保証されていません。
投資した資金をすべて失うようなことは可能性は極めて低いと思いますが、余剰資金で分散投資を心がけましょう。
途中解約ができない
これはソーシャルレンディング系では大体そうだと思いますが、途中での解約(資金の引き出し)などは基本的にできません。
また配当や元本返済のが延滞することもあれば、予定していた運用期間より早く運用が終わる場合もあります。
これも余剰資金での投資をすれば大きな問題はないと思います。
ファンドによっての違い
ファンドによっていろいろ変わるところがあるので、そこも確認しておきましょう。
元本の償還方法
- 半期ごと分割
- 満期一括 など
利益の配当方法
- 毎月
- 毎四半期
- 満期一括 など
最低成立金額
いくら応募があったらそのファンドが成立するか示した金額のことです。
この金額を下回った場合は、ファンド不成立になり投資申込金額はデポジット口座に返金されます。
予定利回り・運用期間
予定利回りと運用期間もファンドによって違います。
予定利回りは年率ベース・源泉徴収税引前の数値で表記されています。
運用が開始しされるのは、基本的に募集終了日の5営業日後からです。
まとめ
Funds(ファンズ)についてざっくりと説明しましたが、ポイントとしては
- これまでのソーシャルレンディングよりも分散投資や口座管理がしやすい
- 1円から投資できる
- 予定利回り、運用期間が決まっているので一度投資すればほったらかしでOK
- 利益予想ができるので投資計画が立てやすい
- 基本的に手数料無料がゼロ
余剰資金があり、投機ではなく投資にまわしたい資金ならFunds(ファンズ)はかなりいいサービスだと思います。
ミドルリスク・ミドルリターンと言われていますが、これまでのソーシャルレンディングのどの実績などを考慮してもリスクはそれほど高くはないと思いますし、分散投資を徹底していればリスクもかなり限定できます。
Funds(ファンズ)はサービスが始まってまだ日が浅いですし、ファンドもこれからもっと増えていくと思います。
今の所ファンドの募集が始まっても、人気が殺到してなかなか申込みができないので、とりあえず口座を開設していつでも申込みできるようにしておくのがいいと思います。
もちろん口座開設や口座の管理費などは一切かかりません。
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