
iDeCo(イデコ)をはじめるなら、まず最初に金融機関を決めて口座開設しないといけません。
この金融機関選びはすごく重要です。あとから金融機関を変更もできますが、費用も時間も無駄にかかってしまいます。
ここではiDeCo(イデコ)の今現在のおすすめ金融機関をバッチリ紹介します。
iDeCoの口座を決める基準
まずiDeCoの口座を決めるうえで重要なポイント2つ。
1.口座管理料などが無料
iDeCoの制度がスタートした頃は口座管理料などの経費が無料の金融機関はほぼなかったですが、最近は条件なしで無料の金融機関も増えてきました。
金融機関によっては加入時の手数料が1,000円程度。毎月かかる口座管理料が500円ほどかかるところもあります。
iDeCoの口座はこういった経費が安いところを選びましょう。特に口座管理料など毎月かかる経費は馬鹿にならないので絶対に無料のところにしましょう。
特に掛金が低いときはコストの割合が大きいので気をつけてください。
掛金とコストについてはこちらに詳しく書きました↓
2.良い商品があるか
2つ目のポイントはこれです。
iDeCoでは長期で積み立てて運用していくので、信託報酬(コスト)が安いインデックスファンドに良い商品があるのかどうか。
アクティブファンドはコストが高くトータルで見たときになかなかインデックスファンドに勝つ結果は難しいです。
もちろん20年、30年後の結果はわかりません。私は少しだけ組み入れています。
どちらにしても、自分がいいな!と思える商品があるかどうかはとても重要です。
ポイント1の口座管理料などが無料というのは必須なので、実際口座を選ぶときはポイント2の商品が決め手になると言えます。
それではここから商品の違いを中心に、iDeCoおすすめ金融機関の紹介していきます。
楽天証券
またしても楽天・・・って私は別に楽天の回し者ではありません(笑)
つみたてNISAでは現在ダントツでおすすめです↓
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iDeCoの場合はこのハッピープログラムを使ったポイントを貯める技は残念ながら使えません。
あと楽天カードのクレジット決済でポイント付与もiDeCoではないみたいです。
それがあればiDeCoでも確実にダントツのおすすめになりますが(笑)
保有する投資信託残高に応じで最大300ポイントとかはあるみたいです。(ずっとやってるかは不明)
さて、楽天証券がiDeCoでおすすめの理由としては、なんといってもこれでしょう。
楽天・全米株式インデックス・ファンド
米国株ETFのVTI(バンガード・トータル・ストックマーケットETF)と同じベンチマークを使う投信です。
VTIは米国のほとんどすべての株式に投資するETFです。
これからまだまだ経済の成長に伸びしろがあると言われているの米国の株をこれ1つでカバーできるというものなので、これだけでも楽天証券でiDeCoを始める理由になりそうです。
しかも信託報酬年も0.1696%税込と安い!これは文句なしおすすめできます。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド
続けてこちらは米国ETFのVT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)です。
全世界株式となってますが米国が約50%という割合で、ヨーロッパや新興国も含まれています。
米国中心で世界にも分散させたい人にはこれ1本でもいいと思います。
信託報酬も0.2296%税込と安いですし。
この2つをiDeCoで買いたいなら楽天証券1択です。
その他にも低コストのインデックスファンドを揃えているので、トータル的にiDeCoでおすすめの金融機関です。
受給方法の自由度が高い
一部を一時金で残りを年金で受け取る(併給)ができるのと、年金を受け取るときに5~20年の範囲で1年単位で変更できます。
iDeCoでは受け取り方によって税金のかかりかたが変わってきます。
このあたりは人によって節税面でもそうですが、毎月必要な金額などは違うと思うので受け取る期間などが自由に選べるほうが有利だと思います。
楽天証券の口座開設、資料請求はこちら↓
SBI証券「セレクトプラン」
これまでずっと1.2を争っていたSBI証券でしたが、後発の証券会社なども次々に運営管理機関手数料が無条件で無料になり、よりコストの低い商品をそろえたりで押され気味でした。
が!ついに新しい新プラン「セレクトプラン」が登場しました!
これはなかなか充実した内容になっています。正直全体的な商品に関しては楽天証券よりも良いラインナップと思います。
ただし、SBI証券は受給方法が
- 一時金か年金かどちらかしか選択できない。(併給できない)
- 年金の場合5年か10年しか選択しがない。
というのが今のところのマイナス点です。
楽天証券やマネックス証券なら併給もできますし、年金も5~20年の範囲で1年単位で設定できます。
ただし、受給制度は将来的に変わってくることも十分考えられるので受給まで期間があるかたはそこまで考えなくてもいいかもしれません。
実際受給するときに併給したい場合はその前に移管することもできますし。
商品に関して言うと一番は
eMAXIS Slimシリーズ
eMAXIS Slimシリーズは業界最低水準の信託報酬を目指すインデックスファンドで超低コストの投信です。
そのシリーズを国内株式、国内債券、先進国株式、先進国債券、新興国株式、全世界株式、米国株式(S&P500)、8資産均等型と揃えてきました。
特に注目なのはeMAXIS Slim米国株式(S&P500)
これは先程おすすめした楽天VTIの全米ほぼすべての株式に投資するのに対して、米国の大型株500社に投資できるというもの。信託報酬も0.1728%以内と安いです。
全世界に1本で投資できるものではeMAXIS Slim全世界株式(除く日本)で信託報酬0.15336%
さらにもう一つ、SBI・全世界株式インデックス・ファンド 信託報酬0.15%とこのあたりも超低コストで魅力的です。
これからSBI証券でiDeCoをはじめるなら確実に「セレクトプラン」がいいでしょう。
私自身iDeCoはSBI証券の旧プランの「オリジナルプラン」ではじめましたが、「セレクトプラン」に移管する予定です。
他の金融機関に移管するには4,320円取られますが、「オリジナルプラン」から「セレクトプラン」は手数料かかりません。
あとアクティブファンドはに関してもひふみ年金やジェイリバイブをしっかりおさえてるので、人によってはそのへんも選ぶ基準になりますね。
「セレクトプラン」の申込は2018年11月1日からスタートしてます。
オリジナルプランからセレクトプランへの変更についてはこちらに詳しく書いてます↓
【iDeCo】SBI証券「オリジナルプラン」から「セレクトプラン」への変更方法と注意点
セレクトプランの商品についてはこちらで詳しく書いてます↓
iDeCo(イデコ)SBI証券「セレクトプラン」の買いたいおすすめ商品
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マネックス証券
マネックス証券は楽天証券やSBI証券よりも後発でiDeCoに参入してきました。
もちろん運営管理機関手数料は無条件で無料ですし、商品ラインナップも低コストでしっかり絞り込んでます。
SBI証券の「セレクトプラン」が登場するまではダントツでインデックスファンドの信託報酬が最低水準の商品を揃えていた証券会社といえるでしょう。
SBI証券「セレクトプラン」でも紹介したeMAXIS Slimシリーズもラインナップしてますし、インデックスファンドだけではなくアクティブファンドもSBI証券と同じく人気どころのひふみ年金やジェイリバイブもおさえています。
ちなみに米国株はたわらノーロード NYダウ(信託報酬0.2430%)があります。
NYダウはダウ・ジョーン社が独自に選考した30銘柄に投資するものなので、分散ということでいうと楽天VTIかeMAXIS Slim米国株式(S&P500)のほうがいいと思います。
※マネックス証券もeMAXIS Slim米国株式(S&P500)が運用商品に加わりました!
受給方法の自由度が高い
楽天証券と同じく併給ができるのと、年金を5~20年の範囲で1年単位で変更できます。
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まとめ
今現在の金融機関で考えると紹介した3つから選べば失敗はないと思います。
強いてポイントをあげるとすれば
・米国中心の投信(VTI・VT)を買いたいなら楽天
・超低コストのインデックスファンドとアクティブファンドも幅広く選びたいならSBI証券「セレクトプラン」
・超低コストのインデックスファンドを中心に買いたいならマネックス証券
受給方法はSBI証券よりも楽天・マネックス証券のほうが自由度が高いです。
今回紹介した内容はこれから先変わっていくこともあると思いますが、参考にしていただければと思います。